以前は、結婚指輪にはあまり宝石を使わず、プラチナやゴールドの素材だけで制作したシンプルなものが主流でした。しかし、近年はエタニティリングのようなダイヤモンドをふんだんに使用した華やかな結婚指輪も増えてきました。中世のヨーロッパの結婚指輪には、いくつかの宝石をリングに埋め込んで、その宝石の頭文字だけを読むと、ひとつの単語になるように制作されたリングが流行しました。有名なものでは、「リガード」や「ディアレスト」などがあります。
敬愛を意味するリガードリングは、ルビー、エメラルド、ガーネット、アメジスト、ルビー、ダイヤモンドを順番に並べているリングのことをいいます。それぞれの宝石の頭文字だけを読むと「REGARD」という単語になります。ディアレストは「最愛の人」という意味の「DEAREST」を表現するために、ダイアモンド、エメラルド、アメジスト、ルビー、エメラルド、サファイヤ、トルマリン又はトパーズ、トルコ石を並べています。宝石や貴石の頭文字のアルファベットは種類が多く、どのような文字でも表現することができます。
カラーストンをふんだんに使用した指輪は華やかでパーティーなどで使用するときにはおすすめです。18世紀に流行したリガードリングのような宝石を使用した結婚指輪は価格が高く、一般庶民には手が届きにくいですが、リングの内側に小さい宝石や貴石を埋め込むことで愛のメッセージを伝える方法もあります。ネックレスリメイクのことならこちら